みんなが節約するから日本は不景気になる!



経済の本質

 

 

前項では不景気になるのは悲しいこと、という観点で書かれています。あえてそうしたのですが、それは、その反対を考えて見ることも必要だからです。現在の資本主義国家、経済の本質についてもおさらいしてみましょう。

 

 

経済の本質と何でしょう。日本のように国債を発行しまくってのバブル的な裕福な生活でしょうか?そうではなく、ある程度普通に食べることができて、電気なども多少は自由に使える。そして特に裕福ではないがちゃんと仕事がある生活でしょうか?

 

 

イソップ物語の「アリとキリギリス」で、自分がどっちなのかを考えてみましょう。単純に「不景気になるのは悲しいこと」と考えるなら、それはキリギリス派の考えということになるかもしれません。当然ですが、世界的な不況があったり、国家の財政危機があったりすれば、それをどうすればいいかなどは高度な問題で、個人レベルで解決できるようなことではありませんが、少なくとも、ひとりひとりがアリ派的な考えで取り組むことも求められるのではないでしょうか。

 

 

さて、そこで立ちはだかってくるのが「物欲」です。「物欲」はそれこそ誰にでもあります。この物欲が少なくて質素な生活でも満足できるという世界があるなら、極端な言い方になりますが、社会主義に偏ることになります。答えは簡単には出てこないのです。少なくとも、備えていれば、生活は貧しくても恐慌は起きないと思います。